かた湯の絵本

好奇心の赴くままに

Windows 上でLinux + pythonを始める、ひとつの簡単なやり方

  

 ある理由でpythonLinuxを布教する(というほど詳しくないけれど)ことになったので、備忘録を兼ねてこのエントリーを書くのです。pythonLinuxも殆ど知らない人向け。pythonは型指定など基本的に意識せずに書けるのが好きです。コード量もc++よりはるかに少なくすみます。あとブロードキャスト大好き。

Oracle VM Virtual Box

  今回、実行環境としてLinux OSを選びます。python自体プレインストールされています。Linuxを選ぶのは、python(やc, c++等)の実行が非常に楽だからです。例えば、alice.pyというソースの実行はターミナルで

            python  alice.py

と打ち込むだけです。今までWindowsしか触ってないし持ってるWindows上でLinuxを動かしたい、という場合、Virtual Boxが便利です。設定すごく楽です。

  Oracle VM VirtualBox - Downloads | Oracle Technology Network | Oracle

 ここでVirtual Box自体をダウンロード、インストールします。次にUbuntuを以下でダウンロードして指示に従い、

  仮想ハードディスクイメージのダウンロード | Ubuntu Japanese Team

さあ、起動です。

    Ubuntuのzipはbackupのためしばらく残しておくことをおすすめです。また設定情報はホストOSの VirtualBox VMs というディレクトリ以下にあります。ホストOSとの「共有フォルダ」と「クリップボード共有」をしておくと、後々便利です。例えば以下のサイトの該当箇所を参考にしてください。

    

apt-get, apt-cache 

 Linux で何かをインストールしようとする際、基本的に次の手順を踏みます。例えばインストールしたいものがchromeブラウザだと仮定します。chome自体は今回必要ないです。

  1.   ターミナルで 

    apt-cache search chrome  

    と打ち込む。するとインストールできるもののうち、キーワード "chrome" に関係するものの検索結果が羅列されます。

  2.  今回は検索結果の内

    google-chrome-stable - The web browser from Google

    をインストールしてみます。ターミナルに

    sudo apt-get install google-chrome-stable 

    を打ち込む。ここでsudoは管理者権限(正確にはsudoer権限)で実行しますよ、という意味です。パスワードを求められるのでログイン時のパスを入れます。
    インストールが実行されるはずです。
    (もし、”sudoers ファイル内にありません。この事象は記録・報告されます。”
    って言われたら 、ログインしているユーザーにsudoer権限を与えないといけませんが, 今回は詳しく書きません)

  

atom 

       上の方法でエディターatomをインストールします。好きなエディターがあればそれをいれてください。atomは追加packageを導入することでさらに使いやすくなります。今回は紹介しません、検索するとぽろぽろ出てきます。Minimap(ソース全体を右端に縮小表示)は入れておいていいかも。

   

python

       さていよいよpython行きましょう。pythonは(Cと違い、そしてRubyみたいに)、一行づつ実行することができます。そして一行づつ実行するのに様々な補助をしてくれるのがipythonです。いつも通り上の要領でipythonを導入します。導入できたら

       ipython

 と打ち込んで実行。

  [1]_

   みたいに表示されているはず。一行ずつコードを打ち込んでいくわけですが、試しにこのサイトの最初のコードを試してみてください。

github.com

   

  pythonの使い方の勉強は、例えば以下のサイトに従って進めていく方法があります。このサイトは具体例と反例(?)が豊富に書いてあって好きです。(CNN?気にしてはいけない。)一日で終わらせることも可能かもしれません。途中、パッケージが足りない(matlibとかschipyとか)と言われたらいつもの要領で導入してみてください。

cs231n.github.io

 

ipython環境で一行づつやるもよし、エディターでalice.pyという感じでソースを保存して

   python alice.py 

で実行もよし、ipython 環境で

  [n]  run alice.py

でもよし、いろいろな状況で実行できます。

       

                                                                                ”Curiouser and curiouser !”